日時: |
7月31日(土)9:00?9:30(受付) 9:30?16:00(講習会、12:00?13:30(昼休み)) 8月 1日(日)9:00?9:30(受付) 9:30?16:00(講習会、12:00?13:30(昼休み)) |
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場所: |
お茶の水女子大学理学部3号館7階701号室(受付:理学部3号館7階エレベーター前) 土曜日?日曜日とも南門は施錠されております。正門(東門)をご利用ください。) |
題目と講演者: |
7月31日
「数学と言語のあいだ:形式意味論入門」
戸次 大介 氏 (博士(理学))お茶の水女子大学准教授 自然言語の統語構造は、括弧付けの入れ子構造であり、これは木構造と見なすことができます。一方、論理学における証明も木構造ですが、「ラムベック計算」という理論ではこの二つを結びつけ、自然言語の統語構造は、統語的な整合性を証明する過程である、という立場を打ち出しました。 この分野は「数理言語学」と呼ばれ、近年では数学的アプローチが自然言語についての新たな知見を生みだしつつあります。一般に、自然言語の文法、と聞くと語学の授業を連想し、数学とは対極に位置するものと思われるかもしれません。しかし本講習会では、その対極にある二つを反対側から結びつけるようなお話をご紹介したいと思います。 8月1日
「数とは何か
足立 恒雄 氏(理学博士) 早稲田大学教授 本講演では、ギリシア以来、数という概念がどのようにして発展してきたか、自然数から始まり複素数に至るまでの歴史を、量に関する考察を交えながら、語る予定である。 西洋では「数=個数」というギリシア以来の固定観念にこだわるあまり、負数という概念が18世紀に至るまで自由に扱えなかったのに対し、東洋では早い時期から負数が使われ、特にインドでは、数直線の考え方が使われて負数の積の演算も説明されていた。こうした歴史は数学においても文明の違いによる相対性があることを示している。講演の前半は、こうした歴史を語る予定である。 現代では、集合論によって数体系が厳密に定義されているが、これは19世紀末から20世紀初頭にデデキント、フレーゲ、ペアノたちによって始められた数学の厳密化運動の成果に基づくものである。こうした先人の数思想の違いに焦点を当てて考察するのが、講演の後半の目標である。 |
参加費: | 受講無料、テキスト代 千円 |
お申し込み: |
(原則として次のいずれかにより事前参加登録をお願いします。)
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お問い合わせ: |
なお、何か質問等ありましたら、下記あてにはがきでお問い合わせください。 〒259-0312 神奈川県足柄下郡湯河原町吉浜1921-147 夏期数学講習会(石塚重子方) |
備考: | 日本数学協会は、22/7=3.14…(円周率の近似値)から22/8=2.7…(自然対数の底の近似値)にちなみ、7月22日から8月22日を数学月間と呼ぶことにして、すべての国民に数学に親しんでもらい、数学と数学教育の意義を再確認していただく運動をしています。 |
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