平成25年度お茶の水女子大学学内教育GPプログラム事業「グローバル女性リーダー育成高度リベラルアーツプログラム」としてトランス?サイエンス論特別シンポジウム「宇宙利用のトランス?サイエンス」を開催します。
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日時:11月22日(金) 16:40?18:40
場所:お茶の水女子大学 共通講義棟2号館1階101教室
シンポジスト:
最上善広(お茶の水女子大学大学院教授)「サイエンスのステージとしての宇宙」
石崎恵子(JAXA?人文?社会科学コーディネーター)「JAXAにおける宇宙利用とトランス?サイエンス」
渡邉浩崇(大阪大学大学院特任講師)「日本宇宙政策の歴史と現状 - 宇宙利用の拡大に向けて -」
司会:小谷眞男(お茶の水女子大学大学院准教授)
お申し込み:不要。ご自由にご参加頂けます。
問い合せ先:小玉亮子
トランス?サイエンス論とは、「科学?科学技術の知見が必要とされるけれども、科学だけでは確定的に答えることのできない問題」をどのように考え、社会や政策の問題として解決していくべきかを検討する。
科学技術社会論などともいう。とくに科学が確定的?統一的な見解に達していない未解明の問題や、予測困難なリスクの評価などに強い関心を寄せてきた。
従来、トランス?サイエンス論が扱ってきた典型的問題は、公害に関する政策や訴訟、遺伝子組換え食品の問題など、どちらかというと「科学者や学術研究の社会的責任」を問題とする例が多かったように思われる。
言い換えると、法や社会の立場からの(とくに自然科学的な)学術研究?科学技術の世界へのアプローチという側面が強かったのである。
そこで今回は、トランス?サイエンス論的な問題に、少し角度を変えてアプローチしようとする試みである。
つまり、理工系?ライフサイエンスなど自然科学研究の立場、さらには人文?社会科学研究の立場から、科学にかかわる政策に関しての考察を試みる。
具体的なテーマは「宇宙利用」である。宇宙は、自然科学的な観察?研究対象そのものであると同時に、人文?社会科学の分野をも含むさまざまな学術研究の場として利用されるステージでもある。
では、学術研究のために利用される舞台としての性格を有する宇宙について、日本ではどのような社会的位置づけ、政治的方針が取られているのであろうか。
その宇宙政策は、宇宙を利用する学術研究をおこなう側の立場からは、一体どのように評価されうるであろうか。
このトランス?サイエンス論特別シンポジウムでは、「宇宙利用」というテーマをめぐって、3人のパネリストが、それぞれ異なる立場から多角的なアプローチを試み、
日本の宇宙利用政策について領域を超えた意見交換をおこなう。
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