卒業生の皆様には、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
　創立130年を機に開催いたしましたホームカミングデイも今年で第4回目を迎えます。昨年は、新型インフルエンザが流行し、5月の開催予定を急遽秋に延期いたしました。皆様には大変ご迷惑をおかけいたしましたが、お蔭様で10月10日（土）、新制大学60周年記念式典と合わせて開催することができましたことを深く感謝申し上げます。
　今年は、これまでと同様5月の最終土曜日に当たる5月29日（土）に開催いたします。　
　今回の企画では特に卒業生の皆様と在学生との交流に重点をおきました。いま、お茶大生がどのように学び生活をしているのかをご覧いただき、そして同時に卒業生の皆様はどのように学生生活を送られ、今日までの日々をどうお過ごしになられたかを学生にお示しいただくことで、大学の歴史と伝統が生き生きと交わるのではないかと考えております。
　また、かつて共に学ばれたご友人が旧交を温められます機会になれば嬉しゅうございます。

　平成16年の国立大学の法人化によって、国立大学はその運営方法が大きく変化しましたが、優れた学生が集い、豊かな教育がなされ、堅実で先進的な研究が展開するお茶大の精神は不変です。ですが、年々人は変わり、キャンパスの雰囲気は変容を遂げ、新しい様子もここかしこに見出されることでしょう。この機会に学生時代を想い、お茶大の"今"に触れ味わっていただけましたらまことにうれしく存じます。
　皆様お誘い合わせてどうぞお出ましくださいませ。
　キャンパスに輝く新緑の季節に、皆様をお迎えできますことを心から楽しみにしております。