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2010年3月1日更新
お茶の水女子大学は、現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)の「実践的総合キャリア教育の推進」として採択された、「科学的思考力と表現力で築く『私の履歴書』」事業の3年間の総括として「現代GPシンポジウム キャリア教育の今、そしてこれから…」を2月23日に同大学で開催した。シンポジウムの開会挨拶では、同大学 羽入佐和子学長及び文部科学省高等教育局専門教育課 課長 澤川和宏氏による挨拶があった。この現代GPは、学生の職業に対する意識を促し、目的を持った授業カリキュラムの設計、積極的な実行力を身につけることを目的としたプログラムであり、同大学では、「表現力」と「科学的思考力」の強化をキャリア教育の理念として取り上げ、これら2つの力を伸ばすために、キャリア関連新規授業を開講。さらに、新たな取組として、「キャリアレポート放送局」と「キャリアカフェ」を設置した。
今回のシンポジウムは、平成18年度及び平成19年度に「実践的総合キャリア教育の推進」として採択された63大学等の協力により、「現代GPキャリア教育調査」のアンケートを実施した結果を踏まえ、各大学等の同プログラムの特色?機能性をとりまとめた冊子の配付とその発表、これに加え、立命館大学 加藤敏明氏による基調講演「なぜ、今、キャリア教育なのか。原点に立ち返る」の講話が第1部に行われた。第2部では、法政大学?一橋大学?筑波大学?お茶の水女子大学による学生を交えたGP成果発表があった。第3部は「これからのキャリア教育」をテーマに5大学の先生が登壇し、シンポジウム参加者を交えたパネルディスカッションが行われた。登壇した先生方を含め参加者のキャリア教育への意識がより高まった場となった。全国の大学教職員、一般の方、マスコミ関係者、述べ136名が参加した。
挨拶:お茶の水女子大学 羽入 佐和子学長
文部科学省高等教育局専門教育課 澤川和宏課長
パネルディスカッションの様子(右から、お茶の水女子大学 現代GP取組責任者 千葉和義氏、立命館大学 共通教育推進機構 キャリア教育センター長 加藤敏明氏、 法政大学 キャリアデザイン学部 笹川孝一教授、一橋大学 商学部 大学院商学研究科 山崎秀記教授、筑波大学 キャリア支援室長 五十嵐浩也氏)