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2012年5月23日更新
大槻明講師(リーダーシップ養成教育研究センター)が、情報知識学会「第9回論文賞(2012年度)」を受賞しました。
この賞は、情報知識学会が、1年間を通じて、同学会の機関誌『情報知識学会誌』に発表された全論文のうち、最も優秀な研究論文に与えられるものであります。
大槻明講師が受賞した論文は、2011年度に岡田謙一教授(慶應義塾大学)と共著で投稿し、掲載された「知識の構造化俯瞰表現に関する研究 」であります。
本論文の内容は、新たな発想支援システムを提案するものであり、昨今のホットトピックでもある「ビッグデータ」をも対象とする形で、発想の基となる知識を俯瞰マップとして表現し、この俯瞰マップを用いて発想を支援しようとするものであります。 また、Marvin L. Minskyのフレーム理論やオントロジー工学の記法を発想支援システムに適用していることも特徴的であります。
本論文により、企業における新商品開発や課題解決時、さらには研究機関における新理論の検討時など、様々な場面における知識の有効活用に資する方向性が示唆されています。
この賞の選考は、同学会論文賞推薦委員会にて候補論文を選定し、それら候補論文に対し、全学会員の直接投票を実施して論文賞を決定します。
ゆえに、論文の水準の高さは言うまでもなく、成果の学界への貢献度や社会への貢献度も考慮される厳密なものであるため、この賞を受賞した事は大変名誉なことであります。
2012年5月20日から21日に行われた情報知識学会第20回(2012年度)年次大会にて、論文賞表彰式及び大槻明講師による記念講演が行なわれました。