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2023年12月11日更新
2023年10月17日 第3回
担当ライター:本田真悠
こんにちは!文教育学部4年の本田真悠です。第3回目の授業(10月17日)では、「食」と「環境」をテーマに「食ロスとプラごみ削減」について考えました。
SDGs推進研究所?河嵜唯衣特任リサーチフェローからのインプットでは、食品ロス(まだ食べられるのに廃棄される食品のこと。以下、「食ロス」という)の総量がインド1カ国分に上ることや、世界では年間13億トン発生している食ロスのうち日本では年間612万トン発生していること、食ロス総量の17%は消費者から発生していることを学びました。また、笠松千夏特任教授はポール?ホーケン著『ドローダウン 地球温暖化を逆転させる100の方法』を取り上げ、CO2削減量3位は食ロス関係ということを指摘しました。これらを考慮すると、私たちも大きく関わっている問題だと言えます。
河嵜氏は「日本全体で食ロスを軽減することは、巡りに巡って家計を削減することにもつながる」と言います。私たち全員が食ロスを自分ごととして捉え、食ロス問題に取り組むことが巡りに巡って財布に返ってくると捉えられた時、少しずつ世界の食ロスが削減されていくのかもしれません。
受講生全員がまず「自分の困り事」から振り返り、ポストイットに書き込んでみました。
場面別に貼った後、他の受講生が貼ったポストイット見て回り、共感したものに??を、頻度が高そうなものに??シールをつけました。
―食ロス関連―
―環境関連―
などに多くの共感が寄せられました。学生スタッフがシールが多いものを読み上げた後、笠松特任教授がコメントをしていきました。
ある受講生は、「父が家でコンビニ弁当をプラ製スプーンで食べてるのをみた時、心が痛いと言うよりムカついた」と言います。心が痛むという言葉にとらわれず、ムカつくと言う感情を引き出せたこと、またネガティブな感情を自由に表現できる環境になっていることを感じることができ、運営側としてとてもうれしかったです。
青山学院大学 松永エリック?匡史教授「心が痛むことからスタートする」。今日が食ロス?環境問題を自分ごととして捉え、行動しようと思うスタート地点になったのではないでしょうか。